2009年12月11日金曜日

本場インド料理 ギータ

 今回は、高円寺でも秘境中の秘境にある魔法使いが作るカレーを食べられる店です。


 環七が近くの青梅街道沿いという高円寺の中心からかなり外れた所にあるこのお店。平日も15時までのランチタイムをやっていて、それから17時のディナータイムまで休憩となっていますが、土日祝日は15時からの休憩がなく、17時までという大変便利なランチタイムとなっており、この店に来るまでにランチタイムが終わってしまったと言うこともないでしょう。


 店に入ると、気さくで丁寧な店員さん3人が出迎えてくれました。後に、ここの店員さんは(北)インド人と知るのですが、以前サプラの紹介で書いたように、インド人の国民性はツンデレではないようですね(笑)。


 ランチメニューは、
  • A 日替わりカレー + サラダ + ライス or ナン ¥580
  • B お好きなカレー1種類 + サラダ + ライス ¥680
  • C お好きなカレー1種類 + ナン ¥680
  • C お好きなカレー + サラダ + ナン ¥750
  • D お好きなカレー1種類 + サラダ + ナン + ライス(小) ¥780
  • E お好きなカレー2種類 + サラダ + ナン or ライス(小) + ドリンク ¥1,000
  • F お好きなカレー1種類 + サラダ + ナン or ライス(小) + タンドリーチキン+ シークカバブ + ドリンク ¥1,200
となっており、ナン・ライスおかわり自由です。もちろん、辛さも選べ、メニューには
  1. 甘口
  2. 中辛
  3. 辛口
  4. 大辛
が書いてあります。

 ランチドリンクは、
  • ラッシー
  • マンゴーラッシー
  • チャイ
  • アイスチャイ
  • アイスコーヒー
  • ウーロン茶
となっており、全て¥100、アルコールは
    グラスビール ¥300
があります。

 サイドメニューも、
  • サモサ 1p ¥250, 2p ¥400
  • タンドリーチキン 1p ¥300
  • シークカバブ 2p ¥300
があります。


 私は、マンゴラッシーとAランチを頼みました。この日の日替わりカレーは、なすとピーマンとたまねぎの野菜カレーです。食べてみると、きょうこの店にきてよかったと思いました。まずカレーですが、インドカレーにありがちの水っぽいだけのカレーや辛いだけのカレーではなく、深いコクがあり素材のおいしさを十分カレーに引き出したものでした。間違いなくインドカレーの中で、1番おいしいカレーです。辛さも中辛ですが、辛いと言う人はまずいないでしょう。

 ナンもふっくらしてナンそれ自体にしっかりとしたおいしさがあります。明らかに、「何かが違う」と感じるナンですね。


 そんなことを感じながら食べているとき、店員さんと会話が始まりました。そして、今までで1番のおいしいインドカレーだと伝えると、とても喜んでくれました。日本のインド料理は、なかなかおいしい店がないと言う話になったのですが、その理由として、インド人がやっていないこと、インド人がやっていても日本人の嗜好に合わない南インド料理の店であることを教えてくれました。日本人がイメージするナン付きのインドカレーは、北インドのもので、南インドにはないそうです。

 そして、ナンがおいしいのは、他の店はガスだけど、この店は炭火焼だからといっていました。タンドリーとは、本来「炭火」と言う意味なのだそうです。

 他にも、インドカレーの店はみんな同じような味で、この店は何か違うと思う人は少なく、1回来てまた来てくれるリピーターの方が多いことを話してくれました。確かに、外観は、この店は何か違うとか特別おいしそうと感じるものではなく、よくあるインド料理屋さんと同じです。また、デリバリーサービスもやっていて、高円寺駅までくらいは、持ってきてくれるそうです。テイクアウトランチ(¥500)もあるので、おいしいと思ったカレーを他の人にも食べさせてあげることができますね。


 ところで、ここのカレーの特徴として、「腹持ちがよい」ということがあります。どのような意味なのか、大変楽しみにして店を出ました。しばらくして分かったのは、満腹感のようなものは続くのだけれども、食べようと思ったら食べられないことはないと言うもので、結局この日は晩ご飯を食べ忘れてしまいました。これは、魔法ですね。


 おいしく満腹感が続く魔法のカレーを出す店、秘境にありますが最もお薦めのカレー店です。



本場インド料理 ギータ (Indian Restaurant & Bar GEETA)


営業時間
月=金:11:00-15:00, 17:00-23:00
土日祝:11:00-17:00, 17:00-23:00

電話番号:03-3315-7599


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2009年12月6日日曜日

サバーイタイランド

 最近増築も行われたタイ料理のお店です。この増築部分は、一見別の店のようにも見えます。この店は、以前に行ったことがありましたが、最近は足が遠のいていました。先日、増築部分に花輪が飾ってあるのを見て、新しい店ができたのかと覗いてみると、土日ランチ¥500の文字を見て、次の土曜にでも久々に行ってみようかなと行ってみました。


 この土日限定の¥500(税込)メニューは、
  1. ゲーンキョオワーン
  2. パッマクアーラッカオ
  3. カパオラッカオ
  4. カオマンガイ
  5. グゥィッティオトムヤム
  6. グゥィッティオナーム
  7. パッタイ
  8. カオパックン
の8種類です。


 私は、パッタイを注文しましたが、来たものを見てびっくり。
「小さい」
そして、
「少ない」
パッタイそのもの以外に、スープなども何も付いていません。以前来たときは、もっと多かったはず。これでは、他の店でランチを食べて、もうちょっとだけお腹を満たしたいという程度の量です。これで¥500だと、逆に高く感じます。


 パッタイだけが少ないのかと、周りのお客さんに運ばれたものを見ても、やっぱり少ない。その周りのお客さんも、私のものや他のお客さんのものを見ていたのは、私と同じことを感じていたからでしょうか?


 そして、味はほとんどしない。薄味でもしっかりと味がするのと、味がしないのでは異なります。ここは、明らかに後者です。前はもっとおいしかったはず…と思いながら、全て食べ終えて店を出ました。



サバーイタイランド


営業時間:
月〜金:17:30-2:00
土日祝:11:30-2:00(ランチタイムは、11:30-16:00)

電話番号:03-3337-4616


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2009年12月5日土曜日

サプラ

 高円寺通りを裏に入った所にある非常にお薦めのカレー屋さんです。


 地下にある店への入り口は、少々寂れた感があり、となりにあるコインランドリーの看板も目立つので、どこか怪しく直感的にハズレでなくとも当りではなさそうと言う印象を受けますが、
  • ランチ ¥525(税込)
  • ディナーサービスのナン・ライス食べ放題 ¥997(税込)
を見て、「これなら、味がイマイチでも、まあいっか」と言う気分で階段を下りて行った方が、ほとんどではないでしょうか。そもそも、なかなかインドカレーの店で、おいしいくてお薦めと言う店は、なかなかありませんしね。ほとんどの店が、ナンはパサパサで味がなく、カレーそのものもシャビシャビか、ただ辛いだけ、という印象を持った経験のある方が、結構いらっしゃると思います。


 インド料理屋によくいるパキスタン人の店員さんとはどこか違った印象を受ける外国人の店員さんは、無愛想な印象を受けます。しかし、クリスマス季節が近いこの時期の風物詩であるひときわ大きなクリスマスツリーが、どこか他の店にあるものと違う印象を受けたり、内装が結構しっかりしていたりと、店に入る最後の自動ドアの前で「やっぱり引き返そうかな」と思っていたときまでとは違い、「この店は何か違うのではないか」と言う感情が、店内に入ると生まれてきます。窓から、隣にあるコインランドリーは、見えていますが(笑)。


 私が注文したディナーサービスのプラウンカレー(エビカレー)がナンと一緒に運ばれてくると、目の前にあるものが隠れた名店を発見させてくれたのではないかと思わせてくれます。このときのカレーやナンの盛られていた皿は、安っぽい感のあるものですが、初めて見たときは、ナンに目をとられ、そのことに気付いたのは、食べている途中でした。


 案の定食べてみると、カレーは濃い味とは違ったしっかりとしたおいしさがありますが、それ以上にナン。これが、すっごくおいしい。ふっくらもちもちしているのに甘みがあり、明らかに他の店とは一線を画します。ただお腹を満たすためだけではなく、おいしいからおかわりできるナンですね。


 そして、あの無愛想な店員さんも、ナンのおかわりを聞いてきてくれたり、水が空っぽだと頼む前に持ってきてくれたりしてくれます。聞いたわけではないので正確なことはいえませんが、食べログによるとインドの方らしいので、ここはインド式ツンデレ喫茶ならぬ、ツンデレカレー屋なのでしょうか(笑)。インドカレーの店は、接客は良いけど味はイマイチと言う場合、たいていパキスタン人などインド人でない方が料理していたりします(このパキスタン人と言うことも、お店の人と会話する中で分かったりするのですが)。そう考えると、やっぱりこの店の店員さんは、インド人なのかな、インド料理はインド人が作った方がやっぱりおいしいのかな、インド人は一見愛想が悪く見えるけれども、実は気が利くという一番印象が良いパターン(笑)の人が多いのかな、とかいろんな想像をしちゃいました。


 地下へ下りる階段の入り口に貼ってある大量の料理の写真など、この店はおいしくないのではオーラが店に入る前には漂っているせいか、込んでいるときは込んでいますが、空いているときは空いています。ナンやライスは食べ放題だし、安いし、しかもおいしい。特に高円寺に住んでいる方は、行かなければもったいないですし、入ったときと出るときの感情の落差の激しい「知る人ぞ知る店」として、誰かを連れて行くのにも、非常にもってこいの店です。



サプラ


営業時間:11:00-15:00, 18:00-24:00

電話番号:03-5306-2068


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2009年11月26日木曜日

定食居酒屋 MESHiMO

 まだできたばかりのお店です(2009年10月10日OPEN)。


 道路側はガラス張りで外からも中からもよく見えて開放感がたっぷりです。その上、下の階は上が吹き抜けになっているため、かなり店内が広く感じられます。


 11:30-14:30は、下の階が禁煙、上の階が喫煙となっていますが、下の階のテーブル席に座ると上の階からタバコの煙が降りてくることがあるので、大きなガラス張り側の座敷席に座った方が良いでしょう。


 そして、ランチタイムそのものは、11:30-17:30と、おそらくこの界隈で最も長く、「お昼ご飯を食べ損ねた」という時も、安心です。ランチメニューは、


  • 日替わり定食(ワンコイン定食) ¥500

  • 日替わりお魚定食 ¥650

  • 日替わりカレー(サラダ付) ¥650

  • HOT WIRE cafe 伝説のオムボウル(サラダ付) ¥650

  • タコライスボウル(サラダ付) ¥650

  • 唐揚げ定食 ¥600

  • 高円寺豚テキ定食 ¥750

  • ハラミじゅうじゅう鉄板焼き定食 ¥850



となっており、小鉢・お新香・汁もの付きとなっています。ご飯もおかわりサービスもあります。


 私は、日替わり定食を頼みました。この日は、四川麻婆豆腐の日でしたが、非常に辛い。これはご飯がすすむ味だなあと思って食べていました。普通、他の多くの店で出てくる麻婆豆腐は、日本人向けに辛さを押さえていますが、この麻婆豆腐は本場の味のように、すっごく辛かったです。


 あと、小鉢がなかなかおいしかったです。


 夜も居酒屋営業だけでなく、定食もやっているようなので、是非また今度、来てみたいですね。



定食居酒屋 MESHiMO


営業時間:11:30-23:30

電話番号:03-6794-9839


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2009年11月23日月曜日

すごろくや

 高円寺駅のホームから、「すごろくや」という見たこともない店が目に入りました。最近できたのでしょうか?面白そうなので、試しに行ってみました。


 店内には数多くの見たこともないボードゲームが置かれています。逆に、人生ゲームなど、どこにでもあるようなものは置いてなかったです。おそらくほとんどが外国のゲームで、現地語版と日本語版があるものもあります(そうこのような店員さんのみが入れる部屋があと成にあるので、店内においていないゲームも、言えばそこから出してきてくれるかもしれません)。特に、ドイツのゲームが多く、ドイツのゲーム展で優勝したなどのシールが貼ってあるものもあります。ドイツは、ボードゲーム大国なのでしょうかね?


 店内では、ゲームをするコーナーがあり、そこでは、店員さんが説明しながらお客さんとゲームをしていました。おそらく、皆さんボードゲームが好きで、その楽しさを知ってもらいたいという方ばかりなのでしょう。雰囲気は、大変良く、それが店内に溢れています。


 通信販売もしているので、遠くの方は利用してみてはいかがでしょうか。



すごろくや


営業時間:11:00-20:00(火曜、水曜定休)

電話番号:03-6657-3537


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2009年11月14日土曜日

OK Store 高円寺店

 安さで有名、OK Storeです。


 安ければ何でもいいというものではありませんが、他の条件が同じなら、安い方がいいに決まっています。安いからと言って電車などを使ったらかえって高くなるという場合がありますが、地元にあるなら文句無し。OKが近くにあるのは嬉しいですね。


 まず、アイスクリームやヨーグルトや納豆など、どこで買っても同じものはOKで買わない手はありません。例えば、ハーゲンダッツのミニカップは、常に¥200未満で売っていますし、時には¥300円の箱入りアイスクリームが¥150で売っています。


 お弁当なども他の店よりも、¥100、¥200は安いという印象を受けますし、その種類も総菜を含め豊富です。


 精肉売り場を見てみますと、初めて行った人は驚くと思います。


 まず、豚肉の産地が東京都産。地元で安心と書いてありますが、東京「都」ですよ。外国で例えれば、イギリスで言えばロンドン産というところでしょうか。都は都でも京都なら衝撃は受けないのですが、なく子も黙る東京都産です。まあ、東京はイメージよりも遥かに自然が多いですし、以外と養豚には適しているのかもしれません。


 次に、鶏肉がビニル袋に入っています。ビニル袋と言っても、どこのスーパーでも会計を終わらせたあとに、買ったものを袋につめる机の上にあるロール型にしてある半透明な小さい袋です。このような所で経費削減することにより、価格を安くできるのかもしれません。トレイは、環境にも良くないですし、客の立場から見ればこぼれなかったらいいわけですから、なかなかのグッドアイディアだと思います。


 OKは、基本買い物袋持込で、レジ袋はあるのですが有料です(¥6)。OKを真似てレジ袋を有料にしている店があります。OKのように、安くするために買い物袋を提供しないというのは分かるのですが、環境のためというのはどうも納得できません。レジ袋は、油料理をしたあとの油を捨てるのに大変便利ですし、マンションなどの集合住宅に住んでいる方なら、これほどゴミを捨てるのに適した袋はありません。大義名分を言った所でお客さんはそのくらいのことは分かっています。それなら、OKのように正直に経費削減と言ってくれた方が、お客さんの立場から見れば、好感が持てるんですけどね。


 ちなみに、このOK高円寺店、昔は22:00までやっていたそうです(今は、21:30まで)。結構もうちょっと遅くまでやってほしいという声が聞こえますし、確実に需要はあると思うのですが、近隣住民の方々を考慮した結果、今の営業時間となっているのかもしれません。

2009年11月13日金曜日

肉屋の正直な食堂 高円寺店

 「あれ、いつの間にこんな所にこんな店が…?」
そう思った人も多いのではないでしょうか?私もそんな1人です。


 11月3日にオープンしたばかりのこの店、外には、今日のワンコイン¥500(税込み)、本日のおすすめ¥600(税込み)、炊きたてご飯がおかわり自由!!などのポスターが所狭しと貼ってあります。さすが「正直な」食堂だけあって、ココみたいにワンコインを唱っていても実際は違うということはありません。まあ、それでも¥525で十分納得できる内容なので突っ込みはしても、文句を言う気はしないのですが(笑)。


 この店は、入るとまず食券を買い、席に座ります。そして店員さんが持ってきてくれたものを、IHを使って自分で焼くスタイル。普段料理なんてしないから、どのくらい焼けばいいか分からないという人も、砂時計が焼き時間を教えてくれるので安心ですし、何よりタイマーではなく砂時計って言うのが、趣があっていいですね。


 おかわり自由のご飯は、ちょっとべたついている感がありましたが、これまたおかわり自由のやよい軒などよりは、遥かに良く炊けたご飯でした。ちなみに、この「肉屋の正直な食堂」はやよい軒と同系列ではなく、ひもの屋と同じ会社が運営しているようです。チェーン展開していて、ここの高円寺店だけではないようですが、この店の名前を見たのはここが初めてです。


 この値段で、この内容なら満足ですね。他に店内にいたお客さんも、友人に「また来る」って言っていたのも頷けます。



肉屋の正直な食堂 高円寺店


営業時間:
11:00-(L.O. 24:00)
11:00-(L.O. 23:00)

電話番号:
03-3223-8188


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